RAP V3.SA静音パーツ載せ替え
2012年 07月 29日
今回は、HORI - リアルアーケードPro.V3 SAに、三和電子の静音パーツを取り付けましたので、載せ替え方法と、標準パーツとの違いについてエントリーします。
まず、そもそも本当に操作音が静かになるの?という部分を比較できる動画を作成しました。
RAP V3.SA 三和パーツで静音化
実際にP4Uをプレイしてみましたw
標準パーツでは、レバーを回した時にカチカチカチという音が鳴りますが、静音レバーの場合はその音がほとんど鳴りませんでした。
ボタンについては、パチパチパチという音が、ボチボチボチという感じに低い音になりました。
という感じで、取り付ける前に比較したら非常に音が静かな部品だと思いました。
で、実際に取り付けてみると・・・
確かに全体的に音が静かになりましたが、コントローラの中が空洞なので、そこから生まれる音については変化がありませんでした。
本当に無音に近い静音を実現するのであれば、レバースティックやボタンのみならずコントローラ本体にも静音設計を行う必要がある、というところでしょうか。
操作感については、カチカチという音的なクリック感がなくなってしまうので、最初はどうしてもほんの少し違和感を感じますが、すぐに慣れました。
■RAP V3.SAに静音部品を載せ替える手順
準備するもの
普通のラジオペンチと、マイナスドライバー、プラスドライバー(P.2-150)です。
付属品:
右上のブルークリスタルボールは、別品ですw
1.RAP V3.SAの底面のネジを外す
赤丸のところのネジを外してください。ワランティシールのところにもネジがあります。
剥がすと保証対象外となりますので、勇気を持って剥がしてくださいw
2.レバーとレバーのボールとボタンを外す
レバーは写真右側の部品です。
レバーのボール(操作する時に持つところ)をしっかり握りながら、写真の緑色の丸で囲ったところをマイナスドライバーで回します。
少し回ったら、ドライバーを抜いて、ボールをくるくる回せば外れます。
レバーは、プラスドライバーで赤丸で囲ったネジを外せば取れます。
ボタンは、最初に白い部分のコネクターをラジオペンチでつまんで外した後、赤丸で囲ったでっぱりをつまみながら、もう片方の手の指で押してあげれば取れます。
注意点:
コネクターを引き抜く時は、極力ラジオペンチを使用してください。
しっかり力を加えることができない指でつまんで引き抜こうとすると滑ったりするので、ケーブル損傷や、コネクタ破損などの原因につながります。
最初にボタンから線を外される場合は、線の色がどのボタン位置に接続されているかを事前に確認してください。
線が基盤に接続されているところでも、ボタンの位置は把握出来ます。
3.ボタンをはめる
基盤を見れば配線は分かりますが、とりあえずパッと分かるような図にしてみましたw
ボタンをカチッと嵌めたら、大体少し傾いて浮いてしまっておりますので、操作する側からボタンのフチに力を込めてフラットになるよう嵌めてください。
4.レバースティックに静音レバー用ハーネスを接続する
特にどちらが上というものではありませんので、コントローラ本体に付ける前に、右と左だけ接続しておきましょう。
端子はこの写真のように深く刺さります。
指で力を込めると、端子を痛める可能性がありますので、ラジオペンチでゆっくりと、コネクタの付け根に対して垂直に力を入れて差し込んでください。
その後、本体から出ているコネクタと静音レバー用ハーネスを接続します。
5.レバースティックをコントローラ本体にセットする
ディスクはコントローラ本体内側と操作面にそれぞれ通す。
ネジを留めた後、静音レバー用ハーネスの上(緑)と、下(黄色)を接続する。
レバーボールを付ける前に、ディスクを通し、さらにシャフトカバーを通しておきます。
ボールをくるくるっとレバーに締め付けた後、ボールを握りながらシャフト底面をマイナスドライバーで少しだけ増し締めすれば大丈夫です。
6.仕上がりを確認する
USBケーブルは、静音レバーの左端子の下にくぐらせた後、こんな感じでセットして、蓋を閉める前に動作確認をしておきましょう。
7.コントローラ本体底蓋をネジ留めする
以上です。
感想:
RAP V3.SAはもともと三和電子製パーツを使用しているため、載せ替えは非常に簡単でした。
写真や動画素材の映像を撮りながら作業したので1時間ほどかかってしまいましたが、部品載せ替え作業だけなら、おそらく20分もかからなかったと思います。
端子は全てファストン端子で構成されており、抜き差しにさえちょっと気を使えば良いだけの簡単な設計でした。
このブログをご参考にされる方は、くれぐれも自己責任でお願いします。
それでは。